業務管理システム開発のゴールは課題解決につながるシステムを導入・維持していくことです。そのためには3つのポイントで「見える化」が必要になります。
「経営の見える化」とは、会社が今後どのような方向性に向かっていくかを共有することです。会社が進むべき方向性へスムーズに進むためには、経営ビジョンや中期計画・年度計画といった目先の目標、それらの方向性をトップから末端に至るまで把握できているのか、という点が焦点となるのです。
例えば、出版社を経営していく上で、付加価値を付けやすい紙媒体の本に注力するのか、電子書籍に注力するのかは戦術上大きな岐路となります。
そうした意志決定をより高い精度で迅速に行うために、在庫数や定期購買数が迅速に把握できる業務管理システムは大きな武器となります。
業務管理システムは業務の効率化を図るものです。効率化を図るためには、現在の業務がどのようなものかを「見える化」することで、どのように効率化するべきなのかが見えてきます。
担当者や業務フロー、連絡系統など人によってどのような違いがあるのか、東京・大阪・名古屋など各支社で違うことがあるのかといったことを「見える化」しましょう。最適な状態はどのようなものか、また、現在はどのようなものなのかが分かると「課題の見える化」を行うための三角測量が可能になります。
経営の見える化・業務の見える化ができれば、「課題の見える化」も可能になります。会社が今後進んでいくべき方向に向かうために現在の業務に何をプラスすれば良いのか、どこが問題なのかを比較することができるからです。それらを比較することによって見えてきた課題を解決するためのツールとして、業務管理システムはご活用いただけます。
言い換えると、経営の見える化・業務の見える化なくして良い業務管理システムが生まれることはありません。
当社は東京や神奈川近隣で出版社様向けの業務管理システムを制作しています。現行システムの見直しに関してもお気軽にご相談ください。